kurubibiの日記

小学3年から日記のように書いているブログです。

模写 「軍鶏」

今回はいつも通っている絵画教室アトリエでかいた模写のことです。
前に模写を描くというテーマがあり、アトリエで用意された印刷のたくさんの画家の絵があり、好きなのを選び描くというものでした。
私は真っ先に鳥の絵にとびつきました。それが田中一村さん作の「軍鶏」という絵でした。
この絵はほとんどがクロで描かれた絵で、ところどころにピリッとするアカなどのイロが入ったとても力強いかっこいい絵です。
この絵を描くことに、私は決めました。
そして下書きからきました。最初に部分部分に描いていると入らないことになりました。なので消して、構図を考えて、また描き直し・・・・・。その繰り返しでした。
そして全体が描き終わったら、今度は鉛筆でクロを強調して描いていきました。これも下書きのうちです。
そしてとうとう絵の具。クロではなくアカなどのカラーのイロを先に塗っていきました。とくに足は鳥の体重を支えている大事な場所なので、とてもがっしりしたように、ぼこぼこと模様もしっかり描きました。細筆などの使い方も練習できました。そして足の絶妙な色の入れ方は、面白いやり方でやりました。イロをまずつくり、筆に絵の具と水を十分に含ませ、しずくのように絵をたてにしたらたれるくらいに、飛び出た水の点を作るみたいに水イロしずくを作ります。そしてそのあとにタオルでそれをまっすぐに上から、ふき取ります。すると成功すると、上手く塗られたみたいになります。なので足の色塗りは、塗る、というより、のせる、という感覚でした。
そしてクロを塗っていきました。羽の部分は慎重でした。むずかしかったのは翼です。ここは鳥にとって大切な特徴の一つだし、ここは胴体から出ている、飛び出た部分なのでそういうふいんきや、ちゃんと羽のがっしりしたふいんきも出さなくてはいけなかったので、難しかったです。尾羽はけっきょく飛び出たままですが、尾羽はとても華やかな特徴の一つで、とてもかっこいいし、クロに白い羽がところどころあるという色使いもすてきなので、大切に描きました。
けれど、おばねは白の羽が黒に負けてまじってしまったので、水彩色鉛筆を色鉛筆のように白で使いました。すると、しっかり白は出てかっこよくなりました。ほかに翼はアウトラインが下書きの鉛筆で重ねすぎて、鉛筆が黒の絵の具をはじいたので、何度も塗り重ねてアウトラインをしっかりさせました。鉛筆はものすごく重ねていると、絵の具もはじくことが始めて分かりました。そして、黒で羽がくすんでいたので、白で少し形を強調させました。そして翼はお腹から背中まで行くにつれて羽のしろも少しずついろが黒へ近づいていたので、指で少し背中側の法を押したら、きれいに表現できました。
そして首周りも羽のあのふわっとした表情を出すのがむずかしかったです。でも途中からそれをあまり意識しないで、描いているうちにその表情が出ていました。首はとてもふわっとしているので、表情はやっぱり大切です。
そしてずっとずっと、すごく時間がかかりました。おそろしくかかりました。調べたらなんと模写がスタートしたスタート地点は、なんと2012年の11月。計算すると、工作やお菓子作りの作成はなしとして約30時間でした。模写のスタート地点はみんなと同じはず。ゴール地点は一番びりっけつでした。でも、そのかわりとても納得のいく最高の絵となりました。この絵を通じて、鳥のこと、絵のこと、まねすること、田中一村のこと・・・・・。色々な知らないことをたくさん知れて、こんないい絵が描けました。こんなにやれるなんて、知りませんでした。とても感動です☆!色々学べました。
ふだん楽しみでОNEPIECEの絵を描いているんですけれど、先生が、それもつながっている、といってくれました。
すっごいうれしかったです。こんなにいい絵がかけた一つの材料は、なんとひび書いているОNEPIECEのまねをして描いている絵も、いい材料になっていました。さすが、サンジ様!さすがОNEPIECEです!最高です。
なので、今年の夏休みは去年はハシビロコウをデッサンで描きましたが、今年は模写をしようかと考えています。
とてもいい学習になりました。模写 田中一村の「軍鶏」。自分で描いて自分で調べて自分で学べました。絵ってやっぱり不思議です。
それと完成した後に、先生の話を聞いて思ったのは、もちろんそういうのもあったんですが、もう一つ。せっかくやっとの思いで描いた下書きも、どんなにいい鉛筆の下書きも、絵の具をかければ、全て消えるということが不思議です。あれだけ頑張って描いた鉛筆のあとも、何もありません。足跡のように残っていません。でも、もうきえた鉛筆のデッサンが絵の具をのせるいい材料になっていました。
とても楽しかったです。絵は不思議です。不思議です。